SAKEI NO OWARI
エリカ一蹴事件から1週間、サケイはみるみる孤立していった。
大人びたしゃべり方からは考えられないくらい繊細な心を持つサケイは死にたくなった。
そんなときラジオである曲が流れてきた。
「○○○で眠り姫。」
歌手の名前はよく聞き取れなかった。
サケイは頭の中で自分の知ってる歌手の名前を上げ続けたが結局正解は分からなかった。
「君と僕とで世界を冒険してきたけど~」
サケイは衝撃を受けた。
サケイの目からはなぜか大量の涙がこぼれていた。
「い・・・き・・・・る・・・・・・」
嗚咽を繰り返しながらポツリポツリサケイは呟いた
「いき・・・る・・・わたしは・・・・いきる・・・!いきるんだ!!」
「いきるうううううううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」