私×先生=禁断の恋人
「はい、どうぞ」
俺は珍しくテーブルの椅子に座った。
「あ、ありがとうございます」
竹田先生はコーヒーをいれてくれた。
そして俺の前の席に座った。
今、テーブルを挟んで向かい合ってる状態だ。
竹田先生は図書室の先生でもある。
だから俺がよく図書室にいることを知っているんだ。
「悩み事ですか?」
竹田先生はいつもの変わらない表情で聞いていた。
俺の悩みは誰にも言えるわけない。
さっきの教頭の言葉でヤバいと思ったくらいだ。