無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
仕事を終え、帰宅したオレは、

玄関を開けて、イイ匂いにつられて

キッチンへ・・・


「あ、お帰りなさい。

丁度出来たところなんです。

ぁ、それとも先にお風呂にしますか?」


仕事姿のままエプロンをつけた愛奈。

色々と気にかけてくれて、新妻っぽいな。

そう思うと、自然と笑みがこぼれた。


「何かいいことがあったんですか?」

「いや・・・」

オレは愛奈を抱きしめた。


「…俊?」

「昇進の話し、してなくて悪かったな?」

「・・・いいんです。

結婚式とか色々してくれて、

話すタイミングがなかったんでしょう?」


そう言って愛奈は微笑んだ。

・・・

よくできた奥さんだ・・・と、

感心してしまった。
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