無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「でしょうね・・・あ、これ」

横田さんは自分の名刺を

私に差し出した。


「携帯とアドレスも入ってます。

副社長に付いて、外回りの時とか、

ヘルプの電話の時は、

携帯にお願いします。

社長と副社長の部屋を行き来してるので、

電話に出られないといけないので」



「何から何まで、

お世話になります」



「いえ、ではこれで」


「はい、お気をつけて」


笑顔で手を挙げた横田さんは、

秘書室を出ていった。


・・・

本当に、頼りになる人だ。

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