無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「行ってくれないなら、

違ううわさを流してもいいんですよ?」


・・・

いい人・・・

全然違う、前言撤回・・・

最低最悪な男。

・・・

私の弱みにつけこむなんて・・・

黙ってしまった私に、

もう一度問いかけた仙堂部長。


「・・・どうしますか?」


「…分かりました。

食事に行けばいいんでしょう?」


「はい」


「いつ行くんですか?」

「今度の土曜日はどうですか?」

「わかりました」

・・・

奈落の底に落とされた気分だ。

・・・

悶々とした気持ちのまま、

取引先に向かった。
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