無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「わかったよ・・・

竹内さん、何が食べたいの?」


「ここで一番高いコースで」


無表情で言った。

仙堂部長は笑いながら、店員さんを呼ぶと、


「このコースを二つ」

『かしこまりました』

そう言って、

メニューをパタンと閉じた。

・・・

仙堂部長は終始笑顔。

・・・

蛇に睨まれたカエルのような気分だ。

・・・

食事を済ませたら、

さっさと帰ろう・・・

そんなことを思いながら、

運ばれてくるのを待った・・・

・・・

さっさと帰る・・・

そんな事は、無理なようだ・・・

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