忘れないでー好きなまま、さよなら-
「俊介!!!
 待ってるぞ~!!」


一際大きな声が外からする。





「学校に来いよ!!」


佑介に間違いないんだ。


「俊ちゃん!!待ってるよ~!」


・・・あゆみ。


俺は、
 出窓を見て驚いた。


クラスメートが
 玄関先で叫んで俺へ言ってくれてる。


「俊介!!待ってるね!」


俺と同じように省かれていた
 女ボスの早紀もいる。


「「がんばれよー」」


たくさんたくさんの顔。
たくさんの声。
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