忘れないでー好きなまま、さよなら-
第⑮章 一時退院

泰 side

父ちゃんが来て、


「お正月、お家に帰れるって」





俺は、
 苦しかったけど頑張った甲斐があった。


涙が一斉に流れ出た。
溜まったものが溢れた。





父ちゃんと
 抱き合って泣いた。


いつも優しい
 父ちゃんが支えてくれてよかった。
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