秘密な関係
とにかく、こんな難ありな女だから愛想だけは良くしていようと心がけている

いつか、こんな私でも受け入れてくれる人が突然、現れるんじゃないかって

自分磨きを怠らない

そして、今日私をこんなにも翻弄する運命の手首に出会った

今すぐにでも噛みつきたい衝動を何とか抑えた

本当はその場で自分のものにしたかった

けれど出来なかった

その手首の持ち主が

同期の安達くんだったから
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