舞い散る花の導く先に
そのまま部屋を後にして広間へ戻る。

大阪へ出張していた一が帰ってきて座っていた。

そして一にいままでのことを話す。

一「なるほど。呉羽は信長といったんですか？」

土「ああ。」

一「信長というと・・・本能寺の変で命を落とした織田信長のことでしょうか？」

沖「ああ、あの戦国武将ね」

原「でもなんで呉羽が信長に逢いたがってるんだ？」

一「わからなが・・・現世では逢えていないということは前世で逢っていたのではないか？」

土「わからねえが、あの時の呉羽は呉羽じゃなかった」

沖「うん、別の人だと思ったもん」

平「なんか、大人の女性って感じだったよな！！」

平助の言葉に皆が頷く。

山「明日、呉羽殿に聞いてみてはどうでしょうか？」

土「それしかねえか・・・」

そうして夜が更けていった。
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