光をくれたのは君だった


「よかったら 生姜焼き食べますか?」

「へぇ?」

廣瀬くんはびっくりしてこっちをみた
わたし何言ってるんだろう・・!

「いや・・!どうせいつも
作りすぎちゃうし・・手間は一緒だから!」

慌ててそう言うと
彼は声を出して笑った。

「じゃあ、お願いします」

「・・はい」


なんかわたし少しおかしいよね
今までじゃなかった・・


「そういえば廣瀬くんは
なぜあのマンションに?」

帰り道気になってたことを聞いてみた
あのマンションは
会社まで快速で30分かかる

なんでわざわざ遠くに?

「いやー前の職場のときは
職場から近いとこに住んでたんだけど
なにかとめんどくさいことが起きてね」

「めんどくさいこと?」

「職場の女の子が家まで
押しかけてきたり

あのときは家の前で号泣されて
本当大変だった・・」

「そうなんですか」

モテるのも大変なんだな



「じゃあご飯できたら
持っていきます」

「ありがとう。」

「いえ、では」

そう言い玄関のドアを開けると
きよしが玄関のお花で
遊んでるのが見えた

「あ!!きよし!!」

まったくきよしったら。
声を聞いて逃げてしまった




「え・・きよしって・・?」

疑問に思いながら廣瀬は
家に帰った

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