光をくれたのは君だった
「俺、告ったんだよ眞田に」
「...え?」
「高校の卒業式。本気だった
それを忘れるなんてさ
本当眞田さん残酷だよ」
告った?わたしに?
「もういいよ
関わらないようにする」
そう言うとわたしの手を放した
「ごめんなさい....」
「ここで謝るんだ?
本当に眞田さんって残酷」
下向いた顔を上げて廣瀬くんを
見上げると廣瀬くんは
とても切ない顔をしていた
「彼氏と仲良くね」
そう言うと廣瀬くんは
わたしの家を出て行った