冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
道の端で女の人とぶつかったと同時に、何かが溢れる音がして。
右肩が熱くなったのが分かった。
「すいません!……コーヒーのシミ、どうしよ…っ」
「大丈夫ですよ、
あたしこそ周りをちゃんと見てなかったから…」
ぶつかった女の人は、丁寧にハンカチで服を拭いてくれた。
全然気にしなくていいのに…。
幸い、茶色のコートを着ていたから、コーヒーの跡は目立たなかった。
「これ、クリーニング代です…、本当に、すいませんでした」