【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




そんな言葉と同時に圭君と朝田君が私達の元にやって来た。


朝田君は私を見つけると、ニカッと太陽みたいに笑う。



「同じ班にならへん?」

「うん!千夏も、いい?」

「別に、誰でもいーよ」



じゃあ決まりだね!と朝田君と笑う。


実際、話したことない男子はいやだし。



だから、圭君と朝田君っていうのはちょっと安心した。


これは修学旅行楽しくなりそうだなーなんて考えていると、不意に



「ねえ、私も、そこに入れて欲しいな」



鈴を鳴らしたような声が聞こえてきて。


高く、澄んだ声に身体の全てが支配されたような気がした。




< 355 / 427 >

この作品をシェア

pagetop