【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




───とりあえず授業が一段落つき、お
昼休みに突入する。



お昼休みになると、なんでか午前中の疲
れが一斉に襲ってくるんだよね……。な
にこれ、イジメ?



なんて思いながら、私が机に突っ伏して
いると不意に



「光弥ぁ、最近冷たくない~?」



と、耳にねっとりと絡み付くような、甘
ったるい声が聴こえてきて。



「光弥」という単語に思わず反応してし
まった。



誰と、話してるんだろう……。



見たくない、という思いと、見たい思い
がぐるぐる渦巻く。



うーん、としばしの間、突っ伏したまま
唸った結果……。



……ええぃ!見てしまえ!



と勇気をだして顔を上げた。


気になることは、すぐにでも確認しない
と、モヤモヤしてて嫌だから。










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