不良だらけの危険なバイトッ☆
「う、うん///」
「何、なんか文句でもある?」
「いえ…」
「じゃあいいだろ」
優しい声。
その声に包まれながらあたしも目を閉じた。
なんだかんだ言って優しいんだから…
「ありがと…///」
覚悟を決めていたとはいえ、正直ホッとしている自分がいる。
何されるかって嫌じゃないけどドキドキしてた。
だから隼人のそういう心遣いは素直にうれしいって思うんだ。
でも…
「なんだか眠くなってきちゃった」
安心したからかな。
一気に睡魔に襲われうとうとしてくる。
まぶたが重い…。
なんとか起きようと目をこする。
それを見た隼人がフッと吐息を漏らした。
「ほんと単純だな。でも疲れたんだろ」
「そうかも…」
「寝ろよ、今日はこのまま隣で寝ようぜ」
「ん…」
隼人のぬくもりを感じながら目を閉じる。
あったかい。