不良だらけの危険なバイトッ☆

触れた手から感じる温度差。


こくん…と頷いた莉子の目からまた涙が溢れてきた。


そして優しく微笑んだ彼女のことを…


これ以上ないってくらい強く抱きしめたんだ。


悲しみを乗り越えることはまだできそうにないけれど


それでも前に進む理由、


生きる理由をくれたから。


まだ知らない彼女との未来を見てみたいと思ったんだ…



────・・・






悲しみの夜を乗り越えて、


続いていく明日へ…




月日は流れ…



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