不良だらけの危険なバイトッ☆

「はい時間切れ」


急に隼人がユキの写真立てを裏返す。


「何してるのっ!!」


「お前がいつまでも見とれてるからだろ?」


「いいじゃん少しくらい」


「少しじゃない」


「少しだよ」


「少しじゃない」


平行線な言い合いが続く。


隼人ってば何にもわかってない。


ムッとして顔を背けようとすると、隼人が腕を引く。


「はやと…っ、ちょっと」


反動であたしは隼人の上に倒れ込む。


「ユキが見てるとこういうこともできないだろ」


そう言って顔を近づけてくる。


今はあっちはあっちで盛り上がってるけど、みんないるのに…。


もし気づかれてしまったら恥ずかしすぎて死んじゃう。

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