不良だらけの危険なバイトッ☆

少しずつ近付いていく距離感が心地よくて。


あたしはみんなのことが大切なんだと感じた。


学校の初日は最悪だったけれども、それ以上に幸せだった。


─────・・・


SIDE隼人


「そんなことで喧嘩しちゃうなんて、ふふっ」


突然に笑いだした莉子。


その笑顔は見ている奴を虜にしてしまうような眩しい笑顔で。


俺たちは全員その笑顔に目を奪われてしまった。


いつもは冷静にしていられるのに少しだけ鼓動が速くなっているのを感じた。


理由なんてわからないけれど。


俺は初めて会ったときから莉子に特別な感情を抱いている。


こいつは他の奴とは違うって、そう思う。


多分これは一目惚れ。

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