花火前線
雨の傘

「仲良いな、あの二人…」


廊下を出た階段を下りて行く途中

何度も笑い声が耳に聞こえてくる。

やっぱり、私なんかが先輩に

近づけれることなんて…


ないんだ…


「あれ。まだこんなとこにいんの?」



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