花火前線

「おはよん♪」


いきなり腕を絡めてきたのは、花菜だった。


「おはよ、花菜」

「ねね、もうすぐ夏休みじゃない?二人でどっかに行こうよ♪」

「…どこ行きたいの?」


自分の気持ちに気付いたけど、

どうしても花菜に冷たい態度はとれなかった。

こんなんじゃ、別れの言葉も言えねーな。
< 92 / 148 >

この作品をシェア

pagetop