悪魔か天使か!?〜David or angel〜




「ぅあーん!!ぅわんわん!!」

あの現場を目撃してすぐ、私は遊園地を出た。




ザーザーザーッ

雨がどんどん強くなっていく。

さっきまで快晴だったのに...。



私は道をとぼとぼと歩く。

どこかわからない。
考えたくない。

ただ、この道がずっと続けばいいって思うんだ。



「ぅえーん!!あー。うあーん。」

道端に泣き崩れる私。



海斗...
海斗ぉ...

助けてよぉ...?


「海斗おおぉ!!」



ブーブーーーーーーッ

車が前から来る。



...このまま死ぬのかな?



海斗のとこいけるのかな?







あ...









サッ
シュッ...





気がついたら私は道のハジにいた。


車は何も無かったかのようにすぎていく。





あれ...?





「あぶねぇよ。」





かい...と?







「海斗!!海斗!!ずっと待ってたんだよ?」

私は海斗に抱きつく。

「海斗ぉ...。好きだよ...?」











「おれもだよ...。」










「海斗...。」



私は海斗から離れなかった。

離れたくなかったから...。



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