龍とわたしと裏庭で⑥【高3新学期編】
「ダメっ!」


わたしは、圭吾さんの肩を両手で押して離れようとした。


「ダメ?」


圭吾さんがわたしを抱き直す。


「えーと……まだ明るいから」


「明るい方が見やすいよ」


騙されないわよ。


「お仕事中でしょ?」


「そんなに時間はかからないさ」


「電話が来るかも」


「来ても、どうという事もないだろう?」


あるわよっ!


「本当に見るだけだよ」


う……そう言われたら、騒ぐわたしが馬鹿みたいじゃない。


「脱いで」


きっぱりと言われて、わたしは渋々ブラウスのボタンを外した。

その下はブラだけ。

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