最寄り駅
流れそうになる涙をぐっとこらえたあたし
1人で座るには広すぎるベンチ
だけど隣に誰かが座るのが横目でみえた
ヤバい…泣きそうな顔見られたかも
あたしは思わず顔を反らした
「お前ほんっと泣き虫だな」
―――――――――え?
「よ、久しぶり。泣き虫青葉」
べー、と舌をだす男の子
あぁ、これで泣き顔を見られるのは何回目だろう……
なんでこの人は毎回こうもタイミングよく現れるんだ……
「クロ……」