本気の恋の始め方
柔らかいところに何度キスを重ねても、足らなくて
どうしようって、頭でっかちに考えていたこと全部頭から吹っ飛んだ。
「潤……」
私の肩に顔をうずめて、体を震わせる彼が愛おしい。
満たされて、身を震わせるほどの幸福感に涙がこぼれる。
今まで一人だった。
ずっと素直になれなかった。
そんなかたくなな心を、緩めるきっかけをくれたのはあなた。
ただ一途に思ってくれたあなただから
もう一度、恋したいって思えたの。
一人でいいと思ってたけど
これからは、あなたと二人で作る世界を知りたい。
一つになるって言葉の意味を、ほんの少し理解出来たような気がした。
「もっとぎゅっとして」
「言われなくても、そうする」
これからやっと、私の恋が始まる。
end