そうだね。いないんだね。
さよなら
だから
君はあの家の子で
私は
君のいい友人になろうと
思ったんだ

君には
沢山の友人がいた

ずっと
策の中から外を
見ていただけなのに

その優しい瞳で
見つめていただけなのに

みんなが君を
気にしていた

策の前に必ず立ち止って

君の姿を眺める人がいた

君が居ないと
友人達はとても心配した

気になったんだ

そこに居ないというだけで




そして

君が

そこから


動けなくなった日から

今度は


みんなみんな

とても心配した

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