樹海を泳ぐイルカ
第4章 聞こえない声


休み時間は図書館に非難した。

此処は静かで、みんな本に夢中なので他人をみない。

学校のなかで唯一落ち着く場所だった。




そのあとの授業は適当にうけて、6時間目のチャイムがなると誰よりも早く教室をでた。



足が行きたがっている先はわかっている。





―――あの樹海だ。




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