両想い【完】

日常と小事件



夏休みの旅行は俺の持ち物にあった小さな箱の出番はなく、それでも二人で満たされた3日間を過ごした。


***


旅行の翌日は付き合って1ヶ月記念日。


今までそんなの、相手に言われるまで気づきもしないし、言われたって俺からはなんもしなかった。


だけどその日は、バイト前に美愛にぴったりだと思った向日葵の花束を、抱えて会いに行った。


会わない予定だったが、在宅してるのは知っていたからサプライズは大成功!!


玄関先で号泣(笑)…


家にいた光輝さんにからかわれた。


***



残りの夏休みもいられるときは一緒に、でも、美愛の誕生日にむけて、少しだけバイトを増やした。


キスと、ほんの少しの触れあいでなんとか自身をなだめて過ごす。


***


8月29日、中途半端だが、2学期が始まった。


美愛は旅行のお土産を山野と聡、暁人に渡していた。


俺は聡達に既に旅行話しはしていたので、学校で根掘り葉掘り聞かれずに済んでホッとした。


美愛から話を聞いたんだろう、山野から『祐君見直した』と誉められた。


また、5人で過ごす日々が始まった。


***


なんでもない日常を幸せに過ごしていた俺達にちょっとした、小さな事件があったのは9月14日だった。


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