座敷わらしのしのぶちゃん♪
それは、胡散臭い社長が突如言い出した事から始まった。


仕事帰りに、いつものbarの個室でみんなとお酒を飲んでいると


「俺さ、実は1回も抱いた事ないんだよね……」











えっ………


抱いた事ない…


それって、つまり…


こう見えて社長は…………


どうて……………

それは、胡散臭い社長が突如言い出した事から始まった。


仕事帰りに、いつものbarの個室でみんなとお酒を飲んでいると


「俺さ、実は1回も抱いた事ないんだよね……」











えっ………


抱いた事ない…


それって、つまり…


こう見えて社長は…………


どうて……………



バシッ


「いったぁーいっ。」


リョウさんに思いっきり頭を叩かれた。


「いきなり何なんですかっ?」


「だから、いっつもアンタは思ってる事が声に出てるんだよ。」


今日のリョウさんはチノパンに綿シャツとラフな格好だけど髪を後ろで一つに纏め帽子を被ってて男子モードで凄く格好いい!!


あっ、見とれてる場合じゃなかった。


「声に出てました?」


「えっと……ぼ、ぼ、僕が言うのも…」


「はいはい、出てたんですね?解りました、ヨネクラさん。」


いい加減このくだり、要らないだろうと思う。


「それより社長、抱いた事ないって……そんなカミングアウトしちゃって。」


「しのぶちゃん、さっき変な想像しただろ?」


「すいません……。」


「いや、構わない。どんどん、どんどん想像しまくってもらって構わないよ。あんな事やこんな事………えっ、そんなことまでっ!」


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