座敷わらしのしのぶちゃん♪






「あの…、これは悪夢では…?」





「以前にも何度か同じ様な事ありましたが…今回も悪夢ではありませんよ。しかも相変わらず思っている事が声に出ていましたよ、しのぶさん?ちなみに私は寺にお前は不気味すぎると父に言われ戻ってまいりました。」


そう言うと腹黒ネクラがメガネの真ん中を人差し指で押し上げた。


そのレンズの奥で黒目がキラリと光った。
















いつもの光景だ


何も変わらない


何一つ変わっていない


あっ、そっか


これまた夢なんだ


さっきの夢の続きかぁ……


いや、もしかしたら


私…火事に巻き込まれて死んじゃったのかも


きっと、もうすぐお花畑がみえるんじゃないかな……


それとも三途の川が先だっけ?


























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