学園スパイラル-女医の襲撃-
「わたしは今まで何を……」

「あなたの行動には、とても興味が持てました」

「え」

 天使のような微笑みで応えられたが、その真意を理解するのに数十秒ほどの時間を要した。

「それでは」

「あ、うん」

 1つに束ねた黒髪を眺めつつ、溜息混じりに小さく伸びをする。

「!? そういうこと!? わたし踊らされてたの!?」

 匠の言葉を思い出し、1人悶絶した。

 彼は全てを見通していたのだ、志保の言動は彼の手のひらの上で転がされ上手く誘導されていたに過ぎない。

「わたしなんかで遊ばないでよ……」

 腰が砕けたように園長室の前でへたり込む。

 やっぱりバカな天才だわ──頭(こうべ)を垂れてうなだれた。


END

※作中に登場する一部の団体名や社名、武器関係などは創作に基づく物で実際のものとは関係ありません。
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