抱きしめたい
次の日


「おはよぉ。
キミ輝って言うんだね。
昨日お母さんに聞いちゃった。
いい名前だね。

輝!!勉強頑張れよ!!」


そう言って朝からテンションの高い凛は笑っていた。


「オイッ。勝手に呼び捨てすんな!!」


「いいのいいの。
わたしの事は凛さんでいいからね。」


「なんでさん付け?」


「年上だからよ、少年。」


「はぁ?なんかムカつくよね、アンタ。」


「それは光栄です。
あたし仕事だから行くね。
バイバイ。」



黙っていれば誰もが振り向くだろういい女なのに・・・



【口は災いの元】だな。

もったいねぇ・・・







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