涙恋~片思い恋愛〜

俺の太陽 -涼太 sideー

【涼太 side】


「俺が、お前を好きだから...」


俺は、美奈にそう言い残していなくなった。


涙があふれそうだった。

目が潤っていたのを、美奈はきっと知らない。


美奈と出会ったのは、高校1年の時。

拓真と親友になった時に紹介されたのが、美奈だった。


美奈は、拓真の幼なじみ。

家が隣同士で、よく一緒に遊んだらしい。


最初は、美奈の話を聞いてても、何も思わなかった。

感情が揺れ動くなんてしなかった。


だけど、美奈の話を拓真が異様にするから、気になったんだ。

そして、美奈のことを目で追うようになっていた。


最初は、親友のー...

とか、暑苦しい言い訳を考えながら、行動していた。


だけど、今となって考えてみるとー...

きっと、俺は美奈に一目ぼれをしていたんだ。
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