涙恋~片思い恋愛〜
涼太に、悪いことしちゃったって思ってたから、普通でいてくれることが嬉しい。

嫌な態度をとられるんじゃないかって思ってたからー...


「美奈、ご飯!!」



あたしがニヤついていると、お母さんが部屋に入ってきた。

そして、お母さんもニヤつきながら頷く。



「彼氏とデート?

若いっていいわねぇ。」


お母さんは、それだけ言い残すと、あたし大きな疑問を抱かせたまま、消えた。


お母さん、何か、大きな勘違いしてる。

明日遊ぶのは、多分、女の子だと思うしー...


ドアを開けて、階段を下りる。

リビングに近づくと、いいにおいが漂ってきた。



「美奈、早く食べるよ!!」


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