涙恋~片思い恋愛〜
拓真のことが好きになって、この感情が『恋』だって気がついてから...

あたしは、はじめて夢中になれた。


飽きっぽい性格のあたしは、拓真のことが一生好きでいられるわけがない。

そう思ってきた。


拓真のことが好きになってから、拓真だけを考えてきた。

拓真の目に映るあたしが、少しでも『かわいい』って思えるように、頑張った。

ファッション雑誌を読んで、流行に乗れるようにした。

料理だって、頑張ってきた。


拓真のことを思って、行動するたび、拓真のことがどんどん好きになっていく。

拓真にどんどんはまっていく。



だから、あたしは拓真に飽きることがなかった。
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