涙恋~片思い恋愛〜
「俺、そこまで鬼じゃねぇよ。

お前が、俺の元にいてくれるならばー...

黒木には、手を出したりしない。」



ねぇ、白鳥くん。

その約束、ちゃんと守ってくれるよね?

拓真には、近寄らないでよー...


「危ないから、スキー板担いで歩きながら降りるぞ。」


白鳥くんは、そう言って、あたしより先に歩きだした。


どうして、こうなるのー...

やっぱり、あたしと拓真が、両想いに離れないってことなのかな。



この恋心に、カギをかけなくちゃいけないんだよね。

だって、あたしは白鳥くんと付き合うってことだもんね。


たとえ、拓真が好きだとしてもー...

白鳥くんが好きじゃなくてもー...
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