【完】あたしのとなりの不良くん
そう言ったお母さんは、あたしの手をギュッと握った。
あたしたちは家に向かって、歩き始めた。
家に着いて、お母さんはすぐに折ってくれた。
「すごい!すごい!」
声をあげて、あたしは言う。
「千尋も作ってみる?」
「うん!」
手渡された折り紙を手にとって、お母さんの指示に従う。
「ここはこう折るのよ」
「こう?」
「うん、上手い。さすがあたしの娘!」
あたしの頭をなでなでしてくれて、あたしは無意識に笑顔になった。