【完】あたしのとなりの不良くん



かき氷がこぼれ落ちないように、慎重に歩いて海里がいるところまで向かう。



ドン



「あ…、」


誰かと肩が当たって、かき氷が半分以上こぼれ落ちた。

熱い砂浜に落ちた氷は、見る見るうちに溶けていき、原形が無くなっていく。



「い、ってぇな」



声が聞こえたほうに振り向くと、そこにいたのは1人の男。



…最悪だ。



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