【完】あたしのとなりの不良くん
「……」
こいつ…いつ捨てた…?
油断も隙もない奴め…。
「海里」
「ん?」
にこやかな顔をあたしに向けてきた。
“ん?”じゃないよ!
「ちゃんと袋を捨ててきなさい」
「えー。…バレた?」
「ポイ捨て禁止」
「はいはーい…」
海里は嫌々返事をし、袋を拾って近くのゴミ箱にすてた。
あたしの前方からはメロンの形をしたアイスを食べ、歩いてくる茶髪。
あたしはそれから目を逸らし、スプーンでアイスを掬った。