【完】あたしのとなりの不良くん


「千尋は俺の…神様だ…」


微笑んだ海里。


神様かぁ…。

ほんと大袈裟…。

ばかみたい…。


あたしは仰いでいた手を止め、分厚い教科書で海里の頭を叩いた。




「いってーぇ…」


「…疲れた」



…多分、それはあたしなりの照れ隠しだと思う。




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