ALiCe


「まあこの世界にきたばかりでは、信じられないだろうな」

「えと…すいません」

「…そんな話、どうでもいいからもう行きましょう」


ローザはここについた時から変わらずぶすっとした表情だ。


よくわからないけど、王のことが苦手なのだろう。



「…よい。しばらくは休め」



王が許可してくれたので、私たちは少し言葉をかわしただけで王とその場を後にした。


私も、ちょっとあの人は苦手かもしれない。
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