夜空の涙~30日間の魔法~

1日目



いつものように夜中の2:00に上がり

家に向かって歩いていた。


この時間は慣れた。

というか夜は好きだ。


静かで、とても落ち着く。



ドタッ


「おい、金だせって言ってんだよ」


「ないで…す…すいません…」


あーもう鬱陶しい!


「誰か~~~!」


そう叫んだ瞬間、変な奴らは消えていった。

そこに立っていた少年は、私と同じぐらいの歳にみえた。

とりあえず話しかけて見る事にした。

「ねぇ大丈夫?」

「あっ大丈夫です!ありがとう!」

ニコッと笑った彼は凄く綺麗で引き込まれるようだった。

そんな事をふと考えていると彼がいきなりこう言った。

「あの~僕ソラって言います。貴方は?」

「あっ私ですか?瀬戸 夜波っていいます」

「お願いがあって…」

「は?」

まさには?だった。だって初対面でいきなり、お願いがってあるわけないじゃん。

なんなのこいつ。

「泊めて下さい!」

はい時間ストップー!


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