夢なごり~君の声に呼ばれて~
―三年前―
朝が苦手な私は机に突っ伏し、寝るのが毎朝の日常。
ましては昨日は剣道の大会だったから余計に眠気が…。
スパーン!
「桜井ッ!」
「うぎょあ!しらたき!」
ドアの所に視線を向けると、額に青筋を浮かべたしらたきが立っていた。
しらたきは本名・白石瀧人(シライシ タキト)と言って、私のクラス担任で剣道部の顧問だ。
皆には名前を略して、『しらたき』と呼ばれている。