夢なごり~君の声に呼ばれて~


「舞咲、此処にいたの!探したよ!」



「岬。どうしたの?」



図書室のドアが開いたかと思うと、そこには息を切らした岬がいた。



「部活始まるよ!部長が遅れてどうすんの!」



私はケータイの時計を見た。



4:24。



「ヤバい、遅刻!」



私は本を棚に戻し、荷物をまとめると岬と一緒に図書室を出た。






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