「遺言」short love story
「えぇ!?事故ってどういうことですか!?」


頭の中が真っ白になって、話の内容が全然飲み込めない。


「ご主人、まずは落ち着いて。他のご家族の方がいましたら、至急病院へ向かうようお伝え下さい」


「は、はい…!」


悪夢のような電話は、そこで切れてしまった。


家族…?


俺の両親は既に他界し、舞の両親はすぐに来れる距離じゃない。


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