恋……スル?-小沢 圭治編-
痛む身体にムチを打って自分のデスクへ向かおうとすると、専務がぷっと吹き出した。



「お前…何一人でロボットダンスしてるんだ」


「ちっがいます!!」



専務の言葉に他のデザイナーさん達数名から笑いが起きて多々ツッこまれる。


このアットホームな雰囲気はかなり好きだけど、今ここで筋肉痛だと訂正するのもなんだか恥ずかしく、あえて言わないことにした。


デスクに荷物を置くと早速声を掛けられる。



「おい、梅津ロボ」


「………。」



……このクソ専務!!

その形の良い唇からは毒づいた言葉しか出ないのか!!


…なんて言い返したら私に明日は来ないな、うん。


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