キラリ
輝姫は私の顔を睨んだまま、足元に転がったカッターナイフを手に取ると
這うようにしてこちらに近付いて来た。
輝姫はもう、輝姫ではなかった。
憎しみ、怒り、執念
そういう感情そのものになってしまったのだ。
それが私を狙い、追い詰め
鎌首をもたげようとしている。
――今度こそ殺される……!
そう思った私は咄嗟に
こちらへ躍りかかろうとする輝姫の顔を思い切り、右足で突き飛ばした。
輝姫の体がぐらりと後ろに傾き、バランスを失って頭から倒れ
……それきり、動かなくなった。
不気味な音を立てて、吹雪が校庭を走り抜けて行った。
這うようにしてこちらに近付いて来た。
輝姫はもう、輝姫ではなかった。
憎しみ、怒り、執念
そういう感情そのものになってしまったのだ。
それが私を狙い、追い詰め
鎌首をもたげようとしている。
――今度こそ殺される……!
そう思った私は咄嗟に
こちらへ躍りかかろうとする輝姫の顔を思い切り、右足で突き飛ばした。
輝姫の体がぐらりと後ろに傾き、バランスを失って頭から倒れ
……それきり、動かなくなった。
不気味な音を立てて、吹雪が校庭を走り抜けて行った。