一途な彼女 × 不良な彼氏



こ、こんなでかい家が、



あたしの家?



「話も着いたし、行こうぜ。見せてえ場所があんだよ。」



と言いながら、先を歩く聖夜。



あたしは必死に追いかけて行く。



「どうしたの?この家。」



「どうしたって……建てたけど。」



「建てたって、いくらかけて?」



「さ〜いくらだろ?わかんねーや。」



「お金どうしたのさ。」



「んなの、自分の財産からだしたよ。」



自分の財産から?



聖夜ってば、どれだけ儲けてるの。



にしても、でかい家だな〜。



え?あれって……



「……ねえ聖夜。」



「なんだよ。」



「あの庭らしき所にあるあれって、噴水…だよね?」



「ああ、そうだけど。つーか、ここ庭な。公園なんかと思うなよ。」



すみません。



すっごく思ってました。









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