5億で買われた女。




「海里?」

海里はビクッとしてわたしを見た

「あー。びっくりした!
もうお目覚めですか?
ってうるさかった?」

「ううん大丈夫…だけど
仕事?」

「まあね。」

「え?だって昨日」

「んーだって姫は俺いないと
寝れないじゃんよ」


え!?バレてたの!?
恥ずかしい…

だから仕事ないって言って
朝早くに起きて仕事してるの?


「海里ごめん。」

「何で謝るんだよ(笑)
したくてしてんだからいいよ」


そう優しく笑う海里を見て
気付いたんだ。


海里が好きだって。



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