わたしのピンクの錠剤
旅立ち
 
早いもので、あれから三ヶ月が経っていた。

あいかは4年生になり、美智子先生は心神喪失で無罪が確定した。

そして、その日がやってきた。


郊外にある泉ヶ岳を親父とふたりで目指していた。

そこは旅立ちの場所。
みんなでそう決めていた。


 
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